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「マ マ、祈ればいいんだよ!」
長男が大きくなるにつれ、右足のマヒの度合いも強くなっていきました。はじめは マッサージをすればある程度足首が曲がっていたのに、そのうち直角にすら戻すことができないほどになりました。足先を伸ばした状態の 緊張が常にあるため、足が成長してもふくらはぎの筋だけ伸びなかったためでした。
信仰の訓練は、試練をとおして練りあげられると聖書にあります。
その試練は、私たちにもありました。
保育園に「年少組」として入園した7月頃、長男は「行きたくない」といって、毎朝泣きました。車から降りて手をつないで歩きだすと涙 が出るのです。お迎えの後も「どうだった?」と聞いても、園の話はほとんどしませんでした。
このとき、長男は 友だちから仲間はずれにされていたということです(保育士さんの話)。「お前はヘンな靴をはいてるから、入れない」と。マヒの状態が 強くなってきていたので、みんながはだしですごす部屋の中でも、室内用の装具をつけてすごしていたのです。
毎朝一緒に祈りました。「楽しく遊べる友だちをください。優しくしてくれますように。ぼくも優しくしてあげられますように。神さま、 助けてください」
祈り始めて2週間もしないうちに、長男には友だちができたようで、もう泣かなくなっていました。長男も 祈りの力をリアルに体験して、何か問題が起きれば、「そうだ、ママ、祈ればいいんだよ!」と言うようになりました。
そして、そ の頃から長男はビックリするような祈りの答えをたくさん受け始めたのです。あるときはまったく別の種類の3つのおもちゃを祈っていた ら、別々の人から1日にそのおもちゃ全部をもらったこともあるのです! 本当にビックリするような祝福でした。
(谷口素子)
(月刊「雲の間にある虹」(発行:雲の間にある虹出版)2005年5月号
親子でGrowing!連載第10回 本当に信じますか?(前編)よ り、抜粋して転載)
God is Love.