しばし羽を休めた枝が
細すぎて折れるかと思えても
それを感じながら
いざとなれば飛べばよいと
気楽に歌い続ける
鳥のようであれ
長崎の大浦天主堂に向かう坂道の途中に、祈りの丘絵本美術館があります。
一年に一度は必ず長崎に行く私は、すぐそばのホテルマジェスティックに泊まり
その絵本美術館に立ち寄ります。
ある時、そこで
『喜びの泉』〜ターシャ・テュダーと言葉の花束〜
という絵本に出会いました。
りんごの木の細い小枝に、ちょこんと青い鳥がとまってさえずると
薄紅色にほんのり染まった白い花びらが揺れます。
遠くの空は、高く青くそして自由です。
私も小鳥になってしばし羽を休めよう。
そして時にはりんごの木になって、人の心のなぐさめになれたらなぁ〜
この本は、人生でいちばん大切なことを思い出させてくれます。
ターシャ・テュダーは、アメリカ・バーモンド州の山奥でガーデニングと
動物とそして、ナチェラルライフを満喫する90歳を超えた絵本作家です。
その質素で優雅な暮らしぶり、広大なナチェラルガーデン、心に染み入る
言葉の数々は、多くの人に勇気と感動を与えてくれます。
わたしもこの絵本に出会い、心が喜びで満たされるのをおぼえました。
泉の水が湧き出るように、いつまでもいつまでもその喜びは変わりません。
「喜びの泉」からあふれる恵みと祝福を、あなたにも差し上げましょう。
どうぞこの「喜びの泉」から、いのちの水を汲んで飲んでいってください。
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