赤い小さな聖書

幼いころ、母方の祖母の家で小さい聖書をもらいました
それは赤い表紙の手の平にのる程の本当に小さい聖書「ヨハネ伝福音書」でした
読むには幼すぎて…とても理解することはできませんでしたが
私にとってそれはとっても大切なものでした
聖書はいつしか無くしてしまいましたが
それは私にとって信仰の原点のような気がして
主がしてくださった良きことをひとつひとつ感謝する中
「あの聖書にもう一度で出会わせてください」
と求めの祈りをするようになりました
「求めなさいそうすれば与えられます。探しなさいそうすれば見つかります。」
東京・銀座に教文館というキリスト教出版社があります
七階には聖書図書館があってそこには数々の聖書が置かれています
ある日私はその図書館に導かれ、その赤い小さな聖書を見つけました
およそ50年ぶりに懐かしい思い出の聖書を開くことができました
幼かったあの頃
書かれていることのひとつも理解できていなかったわけがわかりました
「太初に言あり、言は神と偕にありき。言は神なりき。」
文語体で書かれていました
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」

(ヨハネの福音書1章1節) 新改訳聖書

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