いやされるようにいやしてください
地域で話題の「ガードマン牧師さん」

エリシャ南(佐賀市天祐)

 ■1年前の出来事

  約1年前、車である建設工事現場にガードマンとして通勤していたのです(交通誘導員として、その現場に行きだして3年半になっていました)が、私の前を一人の白髪の老人男性が自転車に乗って走っておられました。道がとても狭く追い越せないでいたところ、その老人が自分を追い越して行くようにと片手で合図をされました。

  合図をされた時に自転車のバランスをくずして、その方が1メートルくらい下の畑に自転車ごと落ちてしまわれたのです。私も急いで車を降りて落ちられた方の所に走り寄っていくと自転車がその方の上におおいかぶさっており、その方の顔からは血が出ていました。その落ちられた辺りにはドッジボールくらいの岩が草の中にゴロゴロしているような所でした。私は自転車を取りのけ、その方を起こし、顔からにじみ出ている血を持っていたティシュで拭きながら、「私は牧師です。いやされるように祈らせてください」と言いました。その方が「うん」とうなずかれたので、打ち身が治るように痛みが治るように、傷がいやされて出血も収まるように祈りました。

  祈った後で「大丈夫ですか」と尋ねると、「うん」とうなずいて再び自転車に乗って帰られました。私は心に痛みを感じましたが主に委ねました。


■いやしの祈り

  この工事現場の川の土手の上で工事車輌の誘導をしているといろんな人が通っていかれます。特に年を取った方が多いのですが、その中には私に話し掛けてこられる方もあります。そんなとき、病気の方には「私は牧師です。いやされるように祈らせてください」と言うと、ほとんどの方が祈らせてくださいます。中には、断られる方もおられますが……。ある方々は野菜を下さったりします。

■1カ月前の出来事
地域の集会で話題に

  1カ月前の事ですが、タケノコを下さった方があります。その方は私が工事現場の交通誘導をしているすぐ近所に住んでおられる方で、私の所へちょっと来られては話し掛けていかれます。

  その方と仕事の話をしている時、私のメインの仕事は牧師であることを伝えました。するとその方が思いもよらないことを言われたのです。「ああ、あなたがあの牧師さんですね」「実は私たちの地域の集会であなたの事が話題になりましたよ」と、そして自転車で倒れたのはその方の友人だと言われたのです。


■1年前の方との再会

  つい最近、そのタケノコを下さった方に誘われて、仕事が終わった後にその方の所に行ってきました。近くの温泉センターで温泉と食事をごちそうになり、その後、その自転車で倒れられた方の家に案内してくださいました。自転車で倒れられた方もその方の家から500メートルぐらいの所に住んでおられることが分かりました。

  お名前も分かりました。しかし、来客中だったので、窓越しに声をかけあいさつをして、「お体はどうですか?」と聞くと、自転車で倒れた時はあまりの痛さに声も出せないほどで、背中や手足、打撲と傷、特に顔からにじみ出る出血がありましたが、祈りのおかげで立ち上がり自転車に乗って家に帰ることができ、今は背中の一部が少々痛いだけですとおっしゃっていました。いやしの祈りを通して神さまが働いてくださったことを確認することができて感謝しました。

  私は、その方の完全ないやしと救い、またごちそうをしてくださった方やこの地域の人々が救われるように主に感謝と賛美をささげながら祈りつつバイクで帰っていきました。

 


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